Feel good Amakusa　

2017

Feel good Amakusa　熊本の天草市が発行した(かまくら春秋社刊)「天草LOVE」な本。 https://kamashun.shop-pro.jp/?pid=179994736 天草とズブズブに愛し合っている自分が、2017年に小山薫堂さんからのお誘いで『天草市役所の職員が使う名刺の絵』を描くために4泊5日の天草取材をした時のスケッチとエッセイで多くのページを頂いております。薫堂さんの「市の職員がバラバラのデザインの名刺を使っているのって、天草こんなにも素敵なのにもったいないよね」「知り合いに小池アミイゴって良い絵を描く人がいて、その人に絵を描いてもらい名刺にしたらいいと思うんだけど、みんな当然知らないよね」「そんな人を税金を使って呼ぶわけいかないから、ならば市の職員で協賛出来る人は2,000円出してくれないかな」からの「アミイゴさん、こんな企画だけど来てくれます？」に対して、「おもしろいっすね！地域創りで2,000円の当事者作るって自分も考えてたことなんで、協賛者ひとりでも行きますよ！」というワルダクミ。当初30枚くらい描いて頂けたらというオファーだったんだけど、協賛者が249名になったとのことで、みなさんの「こいつに50万円か！？」という表情を感じてしまった俺は、260枚描いて「おりゃどうだ！」と。すると市の若手職員がプッチンして「名刺100枚ぜんぶ違う絵はどうですかー！」などと、ものすごいアイデア思いついた体で話してくるので、「それ誰がやるの？」と聞いたら、「印刷屋がやってくれると〜、思います、」とのこと。そんなこんなの4泊5日の天草人間劇場。もしや人こそこの島の魅力じゃないか？と、自身に埋まっている愛のすべて絞り出し綴った『アミイゴ天草膝栗毛』「描けた」と思えたスケッチもちらほらあった有難い仕事。ぜひこの書を手に取られ、ご笑納いただけましたら幸いに存じます。豪華執筆陣の皆様は以下の通りでございます。吉本ばなな、小山薫堂、森まゆみ、髙祖敏明、Vitor Sereno、原田悠里、芹澤和美、甲斐みのり、高濱正伸、山中浩史、わらべきみか、山本起也、多田稔子、亀山達矢、せきしろ、鳥羽瀬宗一郎、堀田眞三、鈴木修司、加藤久美、猪口玄洋、盛岳郎、川口瞬、Mika Stoltzman、Pedro Canavarro、平野有益、余宮隆、伊知地亮、市山富美子、黒木亮、馬田草織、Alexandra Curvelo、宇賀なつみ、日比野克彦

クライアント名：天草市