COLUMN

この仕事、好きだなぁ

2014.02.17

A.R.ペンクさんの仕事「A.R. PENCK, Me in Germany」(熊井正)

絵のサイズをどのくらいにしたらいいのだろうと思う。サイズのことは重要だ。
絵は、向かい合いたいという意識がある。向かい合い見るものだと思っている。
そうすると、それなりのサイズが必要になってくる。
自分の身長と同じくらいとか、自分の上半身くらいのサイズとか。
見るというときには、それなりのサイズがあれば自然と向かい合うことができる。
つまりあまり小さいものは、向かい合うことができないかのような気がしている。
といっても絵のサイズは、様々でまして小さなサイズの絵のほうが圧倒的に多いだろう。
自分の身長のサイズが必要ということは、きっと自分自身に向かい合うというイメージがあるのか。
それともその絵の作者に向かい合いたいということなのか。
1988年にケルンの美術館(たぶんルートヴィヒ美術館)で見たA.R.ペンクの巨大な絵が今でも印象的だ。
その絵を見たときからサイズのことを考え続けているような気がする。

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