東京イラストレーターズ・ソサエティ - Tokyo Illustrators Society

小池ふみさんの仕事「ワシントンポスト紙表紙」と「オールドフェイスフルショップディスプレイ」(井筒啓之)

2014.12.16

  • この仕事、好きだなぁ

FacebookのTLにふと流れてきたArtistic Moodsという サイトの記事。

イラストレーションを含めいろいろなジャンルの絵を紹介しているサイトでわりと

知り合いが紹介されている。

その中で初めてお名前を知るFumi Koikeさんという方の絵に惹かれた。

http://www.artisticmoods.com/fumi-koike/

白壁の部屋にフローリング、ベッドと犬の絵。ああ、この生活感は良いな~と思った。

きれいで片付いた部屋じゃなく、テーブルに物が出てたり、片付け終わってなかったり、

ベッドに服が脱ぎ捨てられたままだったり。

だけどとても素敵な部屋が描かれている。

画面は部屋の空間を上手に2次元化し、白ベースにいろいろな要素が散りばめられ軽やかで楽しい。

細部の描写力も絵にさらなる魅力を与えている。

どんな方だろうとFumi Koikeさんのホームページに行って見たら、ワシントンD.C.の新聞の日曜版Arts & Styleの表紙を描かれていた。

それとバンクーバーの生活用品やインテリアのお店Old Faithful Shopのディスプレイの仕事もしている。

日本での仕事も装丁や雑誌などされていますが、近々のお仕事が外国の仕事というのが気になった。

早速小池さんに連絡を取り「この仕事、いいなぁ」に掲載させてもらう了解を取りいろいろと聞いてみることにした。

海外からの仕事はどういう経路で来たのですか?


フリッカーに作品をあげるようになってから

何度か海外のブログやウェブサイトに取り上げられることがあり、

昨年の5月にマドリードのセレクトショップから誘いを受け

個展を開催しました。

そのあとから海外からのオーダーがくるようになったんです。

インターネットを通して

世界の距離感が縮まっている感覚に驚いています」

https://www.flickr.com/photos/fumikoike/

この「ヨミモノ」で最初に紹介させていただいたIC4DESIGNをはじめ、今の若い人たちは軽々と

国籍を飛び越えて海外の仕事をされていて驚く。それと和物テイストでなく、

普段自分たちが描いている絵で仕事をしている事も素敵だ。

フジヤマ・ゲイシャという時代はイラストレーションの世界ではもうないようです。

では実際にはどういうオーダーのされ方をしたのでしょうか?それも伺ってみました


オールドフェイスフルショップに関しては、

テーブルを囲んでお店で扱っている商品を楽しんでいる時間を

描いて欲しいと言われました。

何度かラフのやり取りをして、

テーブルの色やセレクトする商品など

一緒に考えて決めていき、本番を描きました。

やり取りは全てメールですが、

写真を貼付したりしてイメージを共有していました」

ワシントンポスト紙に関しては、

秋のテレビ特集なのでと、具体的にイメージをもらいました。

暖かそうな室内でテレビを見ていること。

大きな窓の外は肌寒そうで紅葉の景色が広がっていること。

いままで描いていた絵に、

暖かそうな室内の絵や寒そうな冬の景色があったので、

ぜひ温度を感じるような絵を描いて欲しいとオーダーされました」

気になるのは英語でのやり取りですね。英語の出来る人には問題無いと思いますが、

言葉の障壁というのはかなり高いハードルのように感じます。

小池さんの英語力はどのくらいでしょう?


「英語はあまり得意ではありません。

3才から5才まで父の転勤でアメリカで暮していたことがあるのですが、

英語は忘れてしまって、高校までに勉強したことぐらいです。

やり取りはほとんどメールなので、

辞書をひいたり時間をかけて読んだり書いたりできるので

なんとかやれていますが、じゅうぶんではないと思っています」


そしてこんな感想を持っているそうです。


「言葉の壁がある分いっそう

イラストレーションで海外の人とコミュニケーションができることに感動しますが、

これからはもっと話もできるようになったら楽しいだろうと思っています。

なので、勉強しないと…!!と。

海外の話ばっかりになってしまいますが、

もちろん国内でも活動していきたいと思っています」


これからは日本国内でも活躍を期待しています!!

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