Izutsu Hiroyuki
井筒啓之

NEWSニュース

2012.01.24

ベン・シャーン展・神奈川県立近代美術館

昨年末、星先生から電話があって

「いまやっているベン・シャーン展は見たほうがいいよ。

モチーフにした写真も展示されてるから、

写真から絵になる過程が井筒くんの勉強になると思う」

「あと、神奈川県立近代美術館がものすごくいいところにある」

とも言われました。


という訳で行こう、行こうと思いながら年を越し、もう2週間ぐらいしか

会期が残ってないよ、というタイミングで行って来ました。


ベン・シャーン展をみて思ったのは、自分の中のベン・シャーンを

再認識することだったのではないかということ。

僕自身はベン・シャーンに影響された事はないのだけれど、

僕が物心ついた時から、ベン・シャーンに影響を受けた先輩方の

作品を日常的に目にしていたわけです。

まあ、そういう図式というのは前々からわかってはいたのですが、

展覧会場でまとめてベン・シャーンの絵を見ていくと、ああ、やっぱり

そうなんだよな、と強く思うのでありました。


星先生が言っていた「いいところにあるよ」という

神奈川県立近代美術館は海に面して建っていて、真正面に富士山が

堂々とそびえ立っています。ものすごく雄大な景色です。

よりによって天気のあまりよくない日に行ってしまって残念ですが

それでも景色の素晴らしさに感激しました。


ベン・シャーンの作品を2時間ぐらいかけてみたのでお茶でも飲みたかったのですが、

美術館のなかのレストランは満員でかなり待たされそうなので、

バスで逗子駅のほうへ少し引き返し、葉山元町で降りてどこか探せばいいやということで

バス停からすぐに「レインボーカフェ」というお店に入りました。

民家を改装してカフェにしたんでしょうが中庭なんかもあってとても居心地がいいお店です。


お茶だけでなく軽いご飯も食べたのですが、料理もとてもおいしいところでした。

タマゴサンドを注文したのですが、タマゴサンドの玉子以外にオリーブと、

隠し味ではちみつが入っていてここのオリジナルなんでしょうね、美味しかったです。


ベン・シャーン展、今週の日曜日までです。