Izutsu Hiroyuki
井筒啓之

NEWSニュース

2011.04.15

ありがとう

3月11日、東日本大震災が起きた日から、もうそれまでの日本とは全く違う日本に

なってしまった。あの東北各被災地の映像は太平洋戦争の焼け野原になってしまった

日本を想起させる。戦前と戦後が思想も価値観も全く違ったように、東日本大震災も

今までの思想や価値観もひっくり返るぐらい変わってしまう災害なのだろう。


3月14日の夜、僕はこのTISのサイトのトップページに「明けない夜はない。負けるな、日本」

と描いた絵をアップしました。

そしてこのトップページがすべて応援メッセージで埋まると、大きな声になって

誰かに届くかもしれないと思い、まずHP委員や会員推挙委員のメンバーに声をかけてみました。

するとみんな心よく引き受けてくれて、あっというまに「PRAY FOR JAPAN」や「祈ります」

というイラストレーションと言葉の応援メッセージをアップしてくれました。

これは会員の皆さんにも声をかけたらすごいことになると思い、事務局に協力してもらって

皆さんにもお知らせすることになりました。

そしてTISのトップページはすぐに皆さんの心のこもった応援メッセージで埋め尽くされました。

皆さんが次々とアップしている途中でサイトを製作してくれたAQから連絡があり

「いまアクセス数が格段に伸びて普段の3倍近くになっている」という連絡を受けました。

まだその解析を見ていないのではっきりは言えませんが海外からのアクセスがかなり

あったのではないかと思います。

応援メッセージが載りはじめてすぐにイギリス在住の日本人イラストレーターから

連絡があり、イギリスでも同じようなことをやりたいので作品をアップして欲しいと

いう依頼もありました。

特に具体的に何か役に立っつことが出来たわけではありませんが、皆さんの気持は

日本のみんな、世界のみんなに届いたんだろうと思います。

それが募金やボランティアへの足がかりになったり、沈んでいた心を絵で勇気づけたり

出来たかもしれません。

皆さん、どうもありがとうございました。

皆さんのメッセージはある期間ずっとツイッターの方でアップのお知らせをしていましたが

その言葉と絵に涙がでそうでした。

本当にありがとうございました。