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2010.10.08
婚約のあとで文庫色校正
今日新潮社から阿川佐和子さんの「婚約のあとで」の文庫の色校正が届いた。
新潮社装幀室の望月さんがデザインをしてくれている。
望月さんといえばずいぶん前に江国香織さんの「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」という本の装丁を見て
ジャケ買いをしたことがあります。
イラストレーションは水上多摩江さん。このイラストレーションも最高に良いですよね。
装丁のクレジットには「水木奏」という名前が記されています。
イラストレーションを活かすも殺すも装幀家のデザイン次第。
水木さんっていう人と仕事ができたらいいなと思っていたのですが、
その水木さんが望月さんだったのです。
「婚約のあとで」は親本が2年前に出たのですが、装幀の担当が望月さんだと知って
とても嬉しかったので、水上、水木コンビに負けないよう良い仕事をしなければと
気が引き締まりました。
で、仕上がりはこんな感じになりました。
文庫のほうは婚約という言葉から結婚、結婚ならブーケということで白い花束を
イメージしていたようですが、白い花は描けないよ、ということで、
親本と同じチューリップをモチーフにして描きました。
完成されたら、またこのサイトの「作品」にアップしますので
よろしくお願いいたします。