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ガルシア・マルケスの訃報と父と

2014.04.18

ガルシア・マルケスの訃報と父と(山下以登)


父・山下勇三はガルシア・マルケスが大好きだった。

個展のテーマを「大きな翼を持った老人」にしたこともあるくらいだ(2003年)。


あるとき、父の本棚にあったはずのガルシア・マルケスの蔵書が見当たらなくなった。

以来、父は私の顔を見るとしょっちゅう

「あれを持ち出したのはキミだろう。

 返しておいてくれ」と言うのだった。


私は確かにしょっちゅう父の本棚から

ヴォネガットやらアーヴィングやら村上春樹やらを拝借して読んでいた。

そして確かにそのうち何冊かは今でもちゃっかり私の本棚に並んでいる。

でもガルシア・マルケスについては本当に覚えがなかった。

それで何度も「知らないよ」と言っているのに、

しばらくすると

「やっぱりあれはキミだろう」などと言われるのだった。


あれは以登が持ち出したのだろう、と

父は生涯思ったままだったのかなあ。


…まあ、いいけどね。

というわけで、久しぶりに父の絵のデータを眺めているのです。

いい絵だなあ。


読みたいなあ、と思ってamazonを覗いたら

「予告された殺人の記録」の文庫は一時品切れ。

「百年の孤独」高いなあ。


読むことで偲ぼうとしている人がたくさんいるのだなと思いました。

(画像はすべて2003年山下勇三個展「大きな翼を持った老人」より)

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