Tadashi Kumai
熊井正

NEWSニュース

2012.08.10

「絵に描いた座右の銘」展」コメント

今回の展示の絵についてコメントとその補足です。どうぞみなさま展示にお越し下さい。


私にとって「新しさ」とは、「発見」していくことです。もはや「前衛=アバンギャルド
」は、存在しないという声もありますが、私たちが発見をつづけるかぎりそれは、あるのです。すでに他人が発見していた事でも構わないじゃないですか、とにかく一度やった事より全く新しいものに挑戦したいのです。ジョン・ケージの言葉より


これは、1985年ごろだったか、11PM(イレブンピーエム)という深夜番組で、ジョン・ケージの展示を紹介した中で、インタビューにケージが答えていた言葉です。その当時、自分の絵についてどうしていいのかまったく解らず、ただ思いついたことをやってみるという自分が励まされた言葉でした。また、ちょうど「ジョン・ケージ 小鳥たちのために」という本を読んでいたので、インタビューの言葉は、とても響いたのでした。