TIS EXHIBITION

「TIS展」イラストレーター176人・自由に描いた176点の絵

TIS EXHIBITION

1988年に、日本のイラストレーションをリードする作家達によって発足した東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)は、昨年25周年を迎え、会の顔・ロゴマークも一新しました。

毎年おなじみをいただいているTIS会員による展覧会は、それぞれの最も得意とする技で「イラストレーションの今」を網羅する楽しい展示にいたします。

次の四半世紀をスタートした、新しいTISにご期待ください。
 


主催:東京イラストレーターズ・ソサエティ

協力:クリエイションギャラリーG8

用紙協力:株式会社 竹尾

秋山 育 

和室で眠っている私の枕元に、起きているかどうか毎朝サスケが様子をうかがいにやって来ます。さかんに鼻を顔に近付けてクンクンやるので、知らんぷりしていますが、いたずら心を出して指をピクリとちょっとでも動かしてやると、もう、うれしくてうれしくて家中走り回って大喜びです。犬はかけがえのない友達ですね。

秋山 孝

ぼくは、子供の時から野鳥が友達だった。大空を羽ばたくことができたり、渡りをする習性などにも興味があった。さらにぼくの得意技は、手乗りスズメにしたりして野鳥と親密なコミュニケーション能力を持っていることだ。

秋山 花 

数年前にとある童話集を読んでから、動物や植物や身の回りの物たちが、まるで人間のように静かに会話をし始める、、というようなシーンを切りとって描くことが楽しくなってきました。世間話を楽しむ鳥たちのイラストです。

浅賀行雄 

手が上手に描けますように。あと足も。

あずみ虫 

NHK 「ダーウィンが来た」 で放送されていた 「ソロ」という名前の野生のリカオンを描きました。リカオンは通常20匹程の群れで暮らしていますが、ソロは仲間を失い、たった一匹で何年も生きてきました。ある時、ソロはジャッカルの親子を見つけ、子ども達の母親になりたくて近づきます。はじめはジャッカルの両親

あべ弘士 

生命は母親の子宮の中で育ち、うまれ、死ぬ。子宮の中は海水と同じで、ゆっくりとゆれて、まるで “ゆりかご”。ヒトもゾウもネズミも海からきて宇宙へかえる。

網中いづる

「女の子」 と 「ネコ」 は好きです。なんとなく怠い感じに描いてしまいます。

新井苑子 

号泣する県会議員。個人だけでなく、子供っぽい国も目につきます。つげ口外交を繰り返す国、事故を起こした速列車を土中に埋める国など、なんて子供っぽいのでしょう。

新目 惠 

埼玉にある、野鳥の森へ行きました。キンカチョウがすぐそばまで飛んできてまるくて、ちいさくて、素直にかわいいなぁ。と存分に眺め、楽しみました。

飯田 淳 

窓を開けて、夜を追い出したベッドルームでお昼頃までゴロゴロと本を読んだり、お茶を飲んだり、したいものです。いつか......

飯野和好 

江戸の昔からつづく賭け遊びのひとつ。袋の中からいくつかの小石やあめ玉などを片手に握り隠し、相手の手の中の個数を当てる。「ナンコ ナンコ イクツ」 と歌う様に言ってよく遊んだ。当てたら自分のものに出来る。

いざわ直子 

最近、男の子がたくさん出てきて、わいわいするドラマや映画を見るのが好きです。
女子高育ちの私は、男の子達ってこんな感じなんかなーとこっそり憧れています。

石山好宏 

今年はじめから塗りはじめた引っ越し先の壁。古い壁紙の除去、凸凹を埋め壁とペンキをつなぐシールパテ、木材にヤニ止め、ペンキが定着しない箇所に専用の液体、養生、そして繰り返し塗るペンキと、今やかなり得意です。

板垣しゅん

コーヒーにはケーキが合う。バランスが良い。僕は暑い夏でもコーヒーはホットでブラックだ。その方が脳がより安らぐ

からだ。

井筒啓之 

とくに何かを描けというテーマがなかったので、ここ数年TISの展覧会で描いてきたモチーフや構図を練りなおして描いてみた。

井筒りつこ 

立ち止り じっと見る その人は私 その人はあなた その人はだれか

伊藤彰剛 

無表情の中にある感情をどう表現するか、いつも模索しています。また光、情緒、空気、深遠、希望、など目には見えづらい抽象的なイメージを大切にしています。

いとう瞳

どこかの国、雨季、あじさいと湿度のある場所のワンシーンとなりました。

伊野孝行

「中村玉緒は勝新太郎なしでも存在しえるが、勝新太郎は中村玉緒なしでは存在しえない。」
by 勝新太郎

上田三根子

毎月描いている for Mrs. の表紙の絵を少しアレンジしてみました。連載が始ってから、もうすぐ10年になります。

すっかり私のおはこになりました。

ウエノ★アモーレ★ヒロスケ

とある日、美女2人とバーで飲むも、あえなく撃沈した哀れな男のワンシーンを描いてみました。

宇野亜喜良

現在、進行中の絵本の中の見開きを描きました。吸血鬼ものでエロスありの絵本です。いわばガーリー・エロティクスといったところです。

大久保厚子

マルセイユのユニテ ・ ダビタシオンの屋上を描きました。

大竹 守

映画 「マンハッタン」 の42歳バツ2の主人公は17歳少女とつきあい他に女ができればこれをあっさり捨てるもすぐによりを戻そうとする甲斐性なし。何度も観るうちに気づけば俺も現在42歳の甲斐性なしなのであった......

大竹雄介

物ごころついてから、傍らにはいつも猫が居た。どれもペットなんてもんではなく、ある日、向うから偶然やってくるアクシデンタル ・ ツーリストのような一期一会を心得た気の合ったヤツばかり......。今居るのは長逗留だ。

大西洋介

人間たちの恣意 ・ 横暴により、多くの動物たちが傷つけられ続けています 野生動物たちを守ろう

概ねたか

「ギャモッ」 は手塚治虫 『ノーマン』 に登場するゲルダン人のセリフなのです、よ。

でよ、KURUM'ARTに所属したくなってやがら !!

大森とこ

奇妙なWedding Partyに招待を受けた少女。これからどんな事が起こるのか、少し不安な様子です。

小川かなこ

小学生の頃、ソプラノ笛アルト笛テナー笛バリトン笛でイングランドの民謡 「グリーンスリーブス」 を演奏しました。

奥原しんこ

蔦の葉が増殖し建物や塀が覆われてゆくのを見ているとゾクゾクします。私はそれを 「むなさわぎ」 と呼び、そんな様子を変化しながら増えていく紙版画の技法で作ってみました。その 「むなさわぎ」 の内の1枚です。

小田桐 昭

達人のコックと、ワインの女神をわが物にして、乾杯!TISに栄えあれ。

音部訓子

じっと見据える眼、ピンクのほっぺののりこちゃん。未来は本当にピンク色なの? 「ざわつく心、居場所はどこだ。姿勢を正せ、凛として顔を上げよ!」 と大人に叫んでいる。

海谷泰水

明るくて、ちょっと笑えてなんだか切ない。何が起きても気にしないような、あっけらかんとした絵になってるといいなと思う。

影山 徹

今描きたいものを考えたらこんな風になりました。明日はまた違うものが描きたくなるでしょう。

加藤裕將

「得意技」 ときいて、なぜか即でたのが 「真空斬り」。一度思い込むと頭を離れない。気のむくまま近所を散歩して

みた。♫わたしぃのとくいわざぁ~ 「わたしの城下町」 の節で唄いながら......いやー無いなあ。

川上和生

夢によく出てくる風景......。 僕はアパートの一室で、窓の外を一人静かに見つめている。 石炭と雪のにおいのする、小さな地方都市。 人々はあたりまえのように、日々の労働や、子供達の世話に明け暮れる。 こんな日常を短編小説のように描いていきたい。

河下智美

G8展20周年、おめでとうございます。

川村 易

他の人からみれば面倒で難しそうな絵でも、自分では楽々描ける描き方とモチーフ。独創性が出せて、仕事になれ ば言うことなしですが......。

川村みづえ

コキャッコ コキャッコ キュロロ あのにぎやかなさえずりは クロツグミだね 去年来たカップルかもしれないね。

管野研一

仕事場から駅に向かう途中に湯立坂というS字の坂があります。左右に桜の木があり夜、坂を上りながら見えるシル エットになる草花と葉っぱ越しから見える月が好きです。

木内達朗

犬を描くこと、は特段好きでも嫌いでもないが、犬が好きなので描いた次第。

北谷しげひさ

メキシコの海岸にいる、ちょいワル親父達です。カリブ海沿岸のリゾート地、カンクンあたり。 今回の表現は、和紙に描いて滲ませた原画を、PCに取り込んで完成させました。 気分的に、アナログとデジタルの中間から、よりアナログに近づいてます。

北田哲也

東京ドローイングとは......
1.モチーフ (像) は何を描いてもかまわない。
極端にいえば、一本の線だけの絵でも (必然性と説得力があれば) 全然かまわない。 2.その像を形作っている画材 (物質) を 「隠す」 のではなく、あらわにする。 これで像と物質性の「せめぎ合い」 となる。 3.必然的にゴツゴツ、ザラザラした印象の絵になる。エレキギターにおけるディスト―ションのように!(今どき、きれ いな音色のエレキギターなんてつまらないでしょう) 4.さらにエンタテイメント性も含んでいて欲しい。多くなくてもいいから。

北見 隆

立体作品が得意という訳ではなく、有り合わせの材料で、何かを作り上げるのが得意なんだと思います。この作品も 仕事部屋にころがっていた様々なパーツを組み合わせて作りました。気負い無く作れて、楽しかったです。

北村 治

「振り向き顔シリーズ」 やってます。 似顔絵を描いているつもりはないのですが、ベースにさせてもらった、実在の人物がいることもあったりします。

北村 人

とくに得意という訳ではないのですが、気が付くとよく描いていたコカコーラの瓶とグラス。力まず、楽しく描けました。

木村桂子

ジャック・ドミ監督1967年作品、ミュージカル。「ロシュフォールの恋人たち」 から、フランソワーズ・ドルレアック。(カト リーヌ・ドヌーブの姉で早世した。)

久木田知子

For a friend who passed away in April. We love you.

国井 節

巡ってくるのは愛おしい者を追いかけた過去なのか 追いついて抱きしめる現在なのか 時のサイクルは、乳のみ児のまなざしの中に巡り巡って......。

久保周史

今年、福岡県飯塚市にある曩祖(のうそ)八幡宮に、黒田官兵衛、長政と共に黒田二十四騎を描いたものを奉納し ました。今回は特に気に入った久野四兵衛 (ひさの・しへえ) を改めて描き起こしました。

くまあやこ

犬は夢のなか 私の腕のなかで 大地をかけぬけ 海を泳いでゆく そして、小さな声で吠える

熊井 正

近頃の得意技です。アルシュにカランダッシュのネオアートにセヌリエのオイルパステルにコンテのピエールノアール 3Bその他もろもろ。どの画材も独特の触覚と発色があり体は触発されて誘惑されて誘導されています。

久村香織

家の近くにある畑でとれたての野菜が買えます。子供たちと散歩の途中に立ち寄るのが私の楽しみです。畑で見つ けたごろりと大きなカボチャを描きました。

黒田愛里

下北沢の駅前で楽しそうに服を着た女の子達を見て、マックに行くのをやめて古着屋で素敵なワンピースを買った日。

桑原伸之

旅人は好きな時に旅に出かけ好きな日にひるねをして人生を楽しんでいます。大人のメルヘンを描いてみました。

KUNTA

バーで一緒になった方が葉巻をくゆらす時間がたまらないとおっしゃった。マスターはキューバとラム酒。BGMのブエナビスタソシアルクラブがたまらない。煙とグラスの向こうには、みんな何が見えているのだろう。

小池アミイゴ

今年の7月、個展開催のために淡路へ。そこで思い立ち瀬戸内を漂泊、尾道まで足を延ばしてみました。結果を求めずフラフラ歩き、そうして見えたものを絵にしては、恋愛体質を深めてる。得意技は道草っす。

小泉英里砂

タイムマシンがあったなら、江戸の町中にて行き交う人々を眺めてみたいな。

小寺茂樹

私の得意技は、数々の無理難題や悪夢の締切り前夜を乗り切ってきた火事場の馬鹿力!
そんな私ですが、何か人に自慢できる得意技が欲しいものです......

近藤圭恵

木でできているもの。ビニールで編まれているもの。大きいの。小さいの。カラフルなもの。シックなもの。どんなカゴもかわいいなぁと思います。好きなのです。

五辻みつる

歳を重ねるにつれ、子供の頃のなつかしい光景が、はっきりと想い出されてくるようになりました。まだ、いろいろと昔の風景が、浮かんできます。

ゴトウヒロシ

自分でこうだと言ったら、誰に何色だと言われようが “紅” なのだという吾亦紅のような自分を持ちたい。

斉藤美奈子ボツフォード

好きなファッションで楽しくて可愛い女の子を描いていたらそれだけで毎日がとても幸せです♡

サイトウユウスケ

無数の記憶はいつしか境界を失くして、在る筈のない物語まで紡ぎ始める。あぁ、忘れられない 「誰か」 よ!

さか井美ゆき

元来、他力本願な私。雑誌や広告やパッケージなんかを切り抜いてはコラージュに勤しんでいた少女時代。オトナになってやってみても、80年代の香りがするのはなぜ。

阪口笑子

ゆうべ 風が吹いた 狐のからごろもは ズタボロ
こどものように わがままだった わたし
最後の夜 おまえは みずたまりの月を たもとに入れるふりして
おどけた 今朝 目が覚めて おまえのやさしさを 追いかけた。

さかたしげゆき

なつの終わり頃の海は、さびしさがほんの少しだけ漂っていて好きです。地平線のそのまた向こうの風景を思い浮かべては切なくなるのです。

作田えつ子

愛を込めて

櫻井砂冬美

『蕎麦春秋』 の表紙の仕事をしています。普段はデジタルワークで製作していますが、手描き風に見えるデジタル画を製作しているのでこちらの手描きの画と見比べても変わりありませんねえ......自分でも驚きます。

佐々木悟郎

フィリップ・マーロウに捧ぐ。

ささめやゆき

昔は注文がなくても絵筆を握った。注文で絵を描いているうちにわけが判らなくなった。今回は何を描いてもOK。そういわれるとかえって思案投首するのだった。

佐藤邦雄

ネコの耳がVカットになっているのを見て驚きました、このVは避妊手術をしていますよという印だそうです、いろいろ

事情はあるとおもいますが、捨てる前に手をつくしてほしいとお願いしたいです。

佐藤昌美

猫は本当に、気持ちの良い場所を見付けるのが上手いですね。私も猫に見習って、これからはじまる秋を楽しもうと思ってます。

信濃八太郎

今回は何を描いてもOKということで、何を描こうかと、かえっていつもより悩みました。気分転換に聴いたショーン・レノンのアルバム 「Half Horse, Half Musician」 のタイトルに誘われて、赤ら顔の音楽魔人が出てきました。

篠崎三朗

詩に絵を付けることが多い。特に 「マザーグース」 の詩の意味不明の言葉は、制作上の多くのヒントと発想の自由さを与えてくれる。私にとっては、イラストのイメージの宝庫のような詩集であり、得意というか、大好きである。

下谷二助

いずれ臓器も貸し借りする時代がくるのだろうか。先日居酒屋で絵を広げて5千円払えばこの絵の解説してやると言ってた酔っ払いがいた。来るべき時代が来たと言うべきであろうか。

下村 勝

TIS公募展入選4回中2回は犬の絵を描きました。そういえば第2回TIS展のテーマも犬でしたね。

白肌4

像を描いてコンクールに応募したら、仕事がありました。それから像の絵を描いています。像の彫刻作品は、良く売れます。

城芽ハヤト

「エゴ」 には自尊心や自我理想などさまざまなすばらしい面があります。自我はものを作り出すためには発露のようなものだとも思いますが、うぬぼれの気配があったら即、レッドカードを出してね、うれしコちゃん。

杉浦範茂

仕事のイラストレーションが、落書きレベルまで、高まる……なのか落書きレベルまで、落ちる……なのか判断し兼ねますが、そうなりたいものです。

杉田圭司

缶ビールのパッケージを使った切り絵とコラージュである。ダンボールの質感が気に入って、最近はコラージュによる作品制作をしている。古切手やバナナのシール、カレンダーの野菜イラストなどを使用している。

杉田 豊

「TIS展」 に対峙すると、日常的に生業としているのに一瞬緊張感が走ります。それが客観視する間を生み、示唆が得られました。こんな刺激を大切に思います。

鈴木英人

ワイハのサンディビーチに、こんなサインがある。ここはブギーボードのメッカ、サーフィンはもっと左の方だよと注意しているが、サインのサーファーは、もう波に乗っているんだ

スージー甘金 

フラットな塗コミックということで、今回は中国地方で活躍中のスタンとチビスタンに登場してもらいました。

宗 誠二郎

絵を描く楽しさを、たくさんの人と共有できたらいいなと思います。観る楽しさも感じていただければしあわせです。

ソリマチアキラ

たまに飲み仲間とカラオケに行く。そんな時のレパートリーは昭和ソング。昭和30年代のムード歌謡に青春リズム歌謡。ショウワ~!って感じのスチールギターやエレキの音が大好きです。得意になって唄います。

高氏雅昭

私の住んでいるところには大きな森があります。森には古い切り株があります。その切り株は緑の苔に包まれており、まるで小さな森のように見えます。「そこは妖精の遊ぶところ。」

高橋キンタロー

フラグメント (断片)、記憶の断片を辿るように描いています。

高部晴市

ツナワタリ ツナワタリ 向コウノ島マデ ツナワタリ ドボン!ト 落チタラ ハイ ソレマデヨ ツナワタリ ツナワタリ

竹井千佳

小さい頃から女の子を描くのが好きでした。ずっと女の子を描き続けて今も描いています。

武政 諒

子どもの頃に読んだ 『長くつ下のピッピ』 のジンジャークッキーがとても印象的でした。床一面に生地を伸ばして型で抜いていく場面が好きでよく覚えています。

田島征三

「得意技」 なんかあってはいけないと思っていた。そんなもんがあったら岡本太郎に叱られるけに。けんど、今回うまくゆかなかったから、まあ良いかな?

田代 卓

正円の横顔の男の子です。黒のベタ面とドローイングペンの線で表現しました。

田嶋 健

十八番でもないのに琳派に挑戦してみました。せめてとも思い画面に箱をいれてみた。そうすると海辺の箱物に飛ぶ千鳥図になりました。

田尻真弓

いつも遊んであげているのではなく、猫が遊んでくれる時も。素っ気ないようで気を使って 「遊んであげるよ」 なんて言ってきます。

多田景子

仕事で描く8割が女性の絵です。女性を描くのは好きですが、たまには他のものも描きたいな。

谷口広樹

植物の力にいつも感心させられる。道端に咲くなんでもない花に妙なエナジーを感じ、見入ってしまうことがしばしばある。迷わず猿を描こうと思ったが、静かに生きる力を伝道する植物を描くことにした。声高に叫ばず意志を貫くためにも

タムラフキコ

「得意なものって何描いたらいいんだか」 と言ったら 「シャツとか」 と I さんの返事、うれしくなってそれをいただきました。服を描くと人を思い浮かべます。

タラジロウ

人や物を10個くらい描いてレイアウトするのが得意……というか好きです。あと、実験も兼ねていろいろ遊ぶのも好きです。まぁ、どれも大した絵が描けないので、それをごまかすためのものなんですけどねぇ~。

丹下京子

私はパイロットの1.6mmボールペン赤、青、白があれば多分何でも描ける (気がしている)。この発色、この太さじゃなきゃだめ。他のメーカーでは絶対ダメなのだ。というわけで今回は、最近気になっていた妖怪をいろいろ描いてみた。仕事や展示でもまず描かないモチーフなのにすらすらと手が動く。これは 「得意技」 と言えるのか、言っていいのか。自分でもよく分からない。

チカツタケオ

ランダムに動いて絵の内容が変わったりするような絵が出来ないかと実験してみた。振ってその日の気分を占ったり、ある日、気がついたら2匹の位置が変わっていたり……。飽きたら蟻の絵を何か別のものに差替えて遊んでみてください。

土谷尚武

大好きな、ウォルター・ヴァン・べイレンドンク (Walter Van Beirendonck) の服をモチーフにキャラクターを描いてみました。

寺田順三

先にスーパーシェイピングていうタイトルだけを決めて秋に3人で展覧会をする事になりました。そこで何を描くかを考

えながら、今回の作品も制作しました。

天明幸子

私は 「思い込み」 が得意です。なんの根拠もなく、そうだと思い込んで、数々の失敗をしてきました。小さい頃、頭にネコをのせたら気持ちが良いと思い、見事にひっかかれました。ウサギなら、きっと大丈夫だと思います!

唐仁原多里

昔から古い物が好きだ。アンティークの小物などを見て、どんな国のどんな人が持っていたんだろうなど空想する。この人形の女の子も、遠い国の子供に可愛がられていたかもしれない。

唐仁原教久

荷風先生、今日もおでかけですか。先日、東向島 (旧玉の井) あたりをぶらぶら歩きました。 『濹東綺譚』 の文庫を手に回りました。が、 「ぬけられます」 の表記は、どこにも見あたりませんでした。

とどろきちづこ

イラストレーターを始めた頃から絵に登場する鳥や天使。翼があるものは、どこか喜びや前向きな思考を連想させるので気に入っている得意なものの1つです。

内藤貞夫

埼玉の秋ヶ瀬公園に、フクロウのヒナを見にいった。巣立って3~4日位だろう。枝先にちょこんと止った姿が、大きなタンポポのわた帽子のようで何ともほほえましく、又野生の逞しさを見た思いがした。

中澤由美子

シズル感たっぷりのトマトを画題にしました。
まず モチーフを準備し テラスで写真撮影します。
フォトショップで色調補正などのデジタル処理を加えた実物大のプリントを元にパステルで写実的に描いています。イメージの転写も数時間かけて自分を通過することにより写真とは違った何かを纏うのではないかと思っています。

仲條正義

二転三転、四転してあきらめかけていました。あきらめずに、あきらめながら時の流れにまかせて続けていたら、いつ

ものじぶんらしくないものができました。

中村幸子

ブスでおへちゃな、ぶさいくで平べったい、ぶさかわいいお顔は、なんてあじわい深く、すてきだろう……。と思うのです。これぞクールジャパン。

中山尚子

絵を描く時にどこか謎めいた空間をプラスしています。この絵は5ミリの奥行きがつくる陰影の中に、秘密が潜みました。

長友啓典

とりたてて猫が好きなわけでもない、同じく墨汁が得意なわけでもない。かと言って苦手でもない。考えてみれば 「キメてやる得意技」 を持ち合わせていない。NHKで猫番組をやっていた。見ていたら画欲が湧いてきた。

ナガノホナミ

ゆらゆらと波に揺られる鴨を見ていたら、たいていの事は、なんとかなるような気もしました。今回は、横浜に行った時に見た鴨を描きました。

薙野たかひろ

窓を開けるのがスキです。
きもちいい~

灘本唯人

悲しい女

西口司郎

近所の公園で見かけた、事故によると思われる傷ついた 「烏」。一所 (生) 懸命に生きる姿に涙がでます。
生き残ることを願うのは人間の身勝手
なのかも。

二宮由希子

教科書のはじっこに似顔絵やパラパラ漫画を描くのが好きなこどもでした。気がつけば、個展のテーマもそれらを選んでいました。さて今回は文豪主演のささやかなSHOW。オマケのFLIP BOOKもパラパラしてください。

ネモト円筆

収まるもの、はみ出たもの。並んでいる、ずれている。ここまで、ここから。あやふやなカタチと幾何学的なライン。秩序があって、自由。そんなものをカタチにしてみたい。

野田あい

何を描こうか思案するも、なぜだか頭のなかはちいさな音楽隊が行進するばかり。そのまま描いてみました。

野村俊夫

バランス感覚、大事と思う。

野村美也子

翻した反旗を意気揚々と空に掲げる
鼻っ柱が強い女だなぁと嘲笑うかのように鳥たちが旗を啄む
空は高く
どこまでも高く
西へ飛んでも東へ飛んでも国境はない

長谷川慶子

T…食べれば
I…いつでも
S…しあわせ

「TIS」、それが私の人生観♥

長谷川博紀

人の形をパズルのように組み合わせて描く。そのうちに迷路のようにも見えてきた。迷いみちはクネクネしてるのね。

秦 直也

細かくシンプルに物語る。これは得意技であると同時に目指しているもの。
自分への戒めも込めて 「木を見て森を見ず」 を描きました。
僕は 「見るべきもの」 を探して森を彷徨ってるのかもしれません。

濱 愛子

学校の宿題で運動会のお花を家のティシューで作って持っていきました。翌朝教室でティシュー製のお花はなんと

も心もとない様子で、お花紙で作られた他のクラスメイトのお花達は糊のきいたよそゆきに見えました。

林 恭三

ほぼ毎日6cm四方の紙に5~6枚から多い時で70枚くらいフエルトペンでラクガキをします。手の動くまま考えずとも描きます。描くものにあまり意味はありません。

日端奈奈子

年々、自分が何が好きで何がやりたかったのか分からなくなってくる......。子供が2人が産まれてから尚更だ。赤ん坊が目覚めないうちに懸命に筆を動かす。あまり何も考えない。自ずと私の原点の様なものが見えてきた。

100%ORANGE

黒い線をシルクで刷って、黄色のアクリル絵の具で着彩しました。黒と黄色は大好きな組み合わせです。いたずらとセーターも大好きなので、この絵は好きなものばかりで出来ているということになります。

平澤一平

今回は 「それぞれの最も得意とする技」 ということでしたが 「好きなものを描く」 と思い込み、ネコを描きました。何か結果的には 「最も得意とする技」 ということで結果良しということでしょうかね?
題名は今年、サッカーワールドカップがあったので 「ニャールドカップ」 です。

平松尚樹

近頃、女性を描いてみたくなり30点ほど描いてみました。
TVなどモニターの中を通り過ぎる女性をスケッチして描き起こしていますがタイトルも人生は祭り......そんな意味もあってのものです。

ヒロ杉山

着色を楽しんだ作品です。

廣中 薫

旅が好きです。今迄、沢山ひとり旅をしました。いろいろな風景や出来事が、一瞬の気持ちと同時に蘇ることが有ります。旅感覚で毎日を楽しい気持ちでいると、日常が少しだけ、非日常転換、軽快で楽しい冒険パワーへ!?

ヒロミチイト

Gallery House MAYAの看板犬、黒柴のほうちゃん。撫でる様に描きました。好きなものは人 (特におねえさん)、紙を破る音、キャベツ、ホネ型のおやつ。嫌いなものは虫。発見すると隠れます。あと、日曜日 (ギャラリーがお休みで、人が来ないから)

福井真一

筆によるアブストラクト表現を取り入れた作品。

福田利之

思いつくままにコラージュして思いつくままに描きました。

藤枝リュウジ

1説明的にならぬよう描く。
2余白が生きるよう描く。
そんなこと心懸けて森とオオカミと少女を描いた。

フジモト・ヒデト

トクニカンレンセイノナイモノヲクミアワセテカッコヨサゲヲ。

舟橋全二

深い意味はありません。女性のフォルムを借りて、黒地バックと赤系の強いヴィヴィドな色彩の対比効果を試したつもりです。

古川タク

なにを描いても良いといわれて、迷っていた時に、家の一角でふと見た、なんだか解らない花を描いてみたくなった。ふだんは花より団子を、まだ、愛します。

ほししんいち

のどから手が出る......という諺がございます。非常に欲しくてたまらない時のようすのたとえです。のどかな屁が出る(でちゃう) ......ただなんとなくこーゆう状況が好きなんです♡

松倉香子

眠りの夢を、起きた時に詳細は覚えていないのですが、割と物語的な面白いのを見ている気がします。夢の中に好きなものが出てきたイメージで描きました。最近特に好きな植物や、うさぎ、ユニセックスな服......。

松本孝志

子供の頃の遊びは、マンガの影響でチャンバラごっこで、一番のお気に入りは忍者だった。頭に風呂敷を巻くだけで変身できるのも良かった。老骨になった現在も摺り足忍術で、テニスコートを走り回っている。

真鍋太郎

猫の寝ている姿ほど素敵なものはない。フサフサした毛並み、しなやかな体のライン。眠りに落ちる時、猫に変身できたらなぁ、と思うのは僕だけではないだろう。そして、猫も夢を見るらしい。

丸山誠司

Totemo (とても) Ippaino (いっぱいの) Suigyuu (すいぎゅう)

みずうちさとみ

ラジオ体操、プール、お祭り、ときどき宿題と子供の頃の夏休みは毎日忙しく、あっという間でした。セミの声を聞くと あの頃の夏を思い出します。

水上多摩江

空を見上げることが多くなった。 みっしりとエネルギーが、たえず動いている (ように感じる)。私はあー、あー、あー、と言葉にならない。

水上みのり

今日のおかずは、ラワンブキの煮物。夏の下校。故郷北海道の名物 ・ ラワンブキ、娘、飼っている猫を組み合わせ ました。いつもとはちがう色づかいができました。

水口理恵子

透ける素材のものを描くのが好きなのですが、ふと気がついたら、うちにはレースのカーテンもないし、レースのついた 服もありませんでした。

水野卓史

常日頃は依頼された仕事に、いかに自由度を盛り込めるか苦心する。自由な気持ちでどうぞとなると、どこかに落し 穴が待っているような気分になる。でも試したいのはなんといっても 「顔」。ではあるがまことに難しい。

南 伸坊

ネコに会うと、チッチッとかチューチューとか音を出します。雀とかねずみのマネ。ぜんぜん無視で行っちゃうヤツもい ますが、たまに 「えっ?」 っていうカンジに、こっち見るヤツがいます。そういうヤツの絵ですね。

ミナミタエコ

樹々や緑が好きです。風景の中に樹々を描いているうちに自然に細かい緻密なタッチが出来てきて何を描いていて も自分の絵になっていくようです。今回の絵で、葉を渡る涼しげな空気をお届け出来たら嬉しいです。

峰岸 達

自ら 「おはこ/得意分野」 などと言うのはおこがましいが、古い芸人、芸能人の似顔絵を好んで描く事は多かった。 この絵は僕が大好きな落語家五代目古今亭志ん生が「おはこ」の中の1つ 「火焔太鼓」 を演じているところ。
追記/展覧会委員からの依頼文の中に 「おはこ、得意分野」 との記述があったので、てっきりそれがテーマかと思 い、上記のようなコメントを書き、このような絵を描いてしまった......。でもそんなに外れてもいないから、ま、いいか。

村井和章

足が短いおかしなやつ。そんな第一印象は日々を重ねるうちに、そのことが可愛いいと思うようになるんですね。不 思議なことに。

村田善子

盆栽と一体化したかのように、20以上はある盆栽に埋れながらお世話をかかさないおじいさん。家の前を通るとその 姿をよく見かける。話しかけたくても話しかけるタイミングが見あたらない。盆栽に向ける眼差しが熱い。

村松 誠

せっかく生え揃った歯が抜けました。笑ってる場合ではないぞ。

本 秀康

ジョージ ・ ハリスンの名版 「オール ・ シングス ・ マスト ・ パス」 が大好きです。そのジャケットの “芝に森” の構図 で、今まで何百枚も作品を描いてきました。背景を塗って、キャラクターを5体描き込めば出来上がり。

森 英二郎

ぼくに得意技なんてありません。ですがハンコを作るのは好きです。ということで夏休みの宿題の昆虫採集をハンコで やりました。

森 貞人

すこし懐かしいイメージで夏を描きました。ハイビスカスをメインにしたリアルイラストレーションに視覚的トリックを加え ました。

森 学

ひさしぶりに、動物モチーフの絵をつくりました。シルエットと、切り文字、手描きの線を組み合わせてグラフィカルに 仕上げました。

八木美穂子

夜の島海は静か。 海と空の境は闇に溶け、 星だけが瞬いている。 島ではあの世とこの世の境も曖昧。 島の諸処に 拝所があり、この世ならぬナニかが彷徨っている。 海の闇を見ているとそんな話が自然に思えてくる。

矢吹申彦

よく描いてきた絵? 青空と雪と野原かなあ。そこで、誰に、何を演じさせるか。得意分野? 別に得意とは思わない けど、やっぱり音楽関連かしらん。で、眠っていたCDジャケットの為のそんな絵を日にさらしてみた。

山口はるみ

その日、どんな一日を過ごすにしても、朝イチバン、私は身だしなみを整えます。隣の仕事部屋にスッピンで出勤す

る日はないのです。ちょっと無駄な時間のような気もする今日この頃ではあるのですが。

山口マオ

自然界の生き物はなんと完璧に創られていることだろうか。花も草も木も虫も動物も、みな、完璧に創られたGIFT。

勿論人間に与えられたGIFTじゃない。蟻も花も象も皆に平等に与えられた幸せなGIFT!

山口マサル

正直に言いますと......

わりとウソの絵を描きます。頭の中にあるから、少しはウソじゃないかナといい訳しつつでまかせぽい絵です。ウソをウ

ソでぬりかためてます。

山崎綾子

ぽっとして、どーんと

ほっとして、じーんと

ビューティフルパワーで、心にあったかい力をお届けします。

山﨑杉夫

スモーキーなピートの香りが染みついたアイラモルトは、夜更けに大切な人を思いながら飲む時に似合いそうな酒で

す。ストレートで飲むのが定番ですが、オンザロックを口の中で香りを蘇らせながら楽しむのも良いです。

山﨑若菜

今のゲームもリアルで面白いですが、カラフルでチープな昔のゲームの世界は、今でもわくわくします。

山下以登

子どものときはお絵かきは一番好きな遊びでした。今、それをお仕事にしているなんて、なんてうれしくぜいたくなこと

でしょうか。好運とご依頼と私の絵を見て下さるすべての方々に感謝感謝の毎日です。

吉實 恵

10代の頃、かわいがっていた飼い猫をよく描いていました。

「得意技」 ときいて最初にその頃を思い出したので、久しぶりに当時と同じテーマで描きました。猫のうしろ頭が好

き、という気持ちをそのまま表現しています。

若尾真一郎

タイトルを想いながら、画面にそっと寄り添ってください。

若林 夏

「得意技」 ということで。得意技を自分発信するのはなんだか恥ずかしいですが、やはり、止まらない装飾 (理性で

は止まりますが)、デコ表現かしら。。と。

そちらの方を全面に出してみました。よろしくお願いします!

渡辺 宏

子供の頃、見上げた雲がいろんな動物に見えたりした。いつからかゆっくり空を見上げる事もなくなり、目の前の現実

ばかり見てしまっている。たまにはのんびり空でも見上げて空想の世界へ旅したいものです。

渡辺浮美生

国宝絵巻物にヒントを得て 「国宝に挑む」 と題し平安朝女性を描いた。色は迷ったが思いきって朱にした。このプリ

ントは原画の中央をトリミングした。原画は金色を使用した545×700ミリ、原画サイズで版画発売。

渡辺リリコ

この夏初めてメロンの苗を1つ買い、植えました。瓜みたいな実が10個も生ってドギマギでしたが、雨続きだったので

早めに取り入れ、少し寝かせてから包丁を入れました。薄ピンク色でちゃんとメロンの味がしました。

和田 誠

チェンマイ (タイ) に絵を描く象がいる。鼻で絵筆を持って、イーゼル上の紙に象を描き、その象は鼻で花を持ってい

る (駄洒落みたいだけど)。見事なもんです。TISにお誘いしたいくらいだ。この絵は別ですが。