東京イラストレーターズ・ソサエティ - Tokyo Illustrators Society

オザワミカさんの仕事「なんかいる」井筒啓之

2013.07.01

  • この仕事、好きだなぁ

「なんかいる」個展DM

演劇ポスター「鉄瓶」

オザワミカさんの線画は基本的に写実だ。
しかしモチーフが程よくデフォルメされている。
それは目から脳に伝わり腕と手に司令が出るほんの一瞬になされたような印象だ。
デフォルメの定義は「対象を変形したり歪曲する事」らしいが、

オザワさんのデフォルメはその定義には当てはまらない。
微かな主観の反映とでも言えばいいのだろうか。
そしてオザワさんの絵は線が整理されていて無駄がない。

それは見る側に与える情報量も少ないということだ。

だが少ないがゆえに見る側の中で想像が膨らみ、より伝えたいものが鮮明になる。

描かれた人物のちょっとした仕草、ポーズ、視線、それらが画面を通し、見る側の中で物語を作っていく。
こういう事が無意識でできるからこそ画面に媚がなく上品なイラストレーションになっているのだと思う。
オザワさんの仕事の中でまだこのような絵はメインになっていないそうだが、一度メジャーな場に出てどんどん勝負をしていってほしい人だと思います。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/mo-works/

「本を読む男の子」オリジナル

小学館「eduエデューさし絵」

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